コンタックスＴ。

コンタックスＴは、使用する素材の選択にも最高を期しました。外観の美しさ、保持したときの感触の滑らかさ、軽快な操作感…それらを最高のものとするため、吟味を重ねて厳選した素材に、超精密加工を施し、入念に仕上げました。

こうして、これまでの力メラに対する一般のイメージを一新するとともに、写真を写す喜びに加えて、力メラを持つ楽しさ、良い道具を持つことの満足感を求める、選ばれた人びとのための力メラ、コンタックスＴを誕生させました。

"写真はレンズで決まる"

レンズシャッタカメラの分野に、いま新しい映像の世界が拓かれました。コンタックスＴには"光学性能を維持するためには一切の妥協は許さない"。というカールツァイスの基本姿勢に基づき、一眼レフ用Ｔ*(スター)交換レンズ群とまったく同じ思想で設計し、素晴しい映像を再現するゾナーＴ*38mmF2.8レンズが組み込まれています。

携帯性を重視した、超小型軽量ボディ

「私自身が常に持ち歩いて楽しみたくなるようなカメラをつくりたい。」コンタックスＴのボディデザインを担当したF.A.ポルシェの創造意欲が、携帯時には凹凸の少ない、フラッ卜でシンプルな、美しいフォルムをつくり上げました。レンズカバーを閉じて、沈胴式レンズを格納すると、わずか32.5mmの薄さになります。98x66.5mmと文庫本の半分以下のコンパクトさに加えて、270gと極めて軽量です。

旅行に、ビジネスに、スポーツに、ポケットやバッグに入れて気軽に携帯してください。

"写したいときにはいつもそばにある"。コンタックスＴはそんなカメラです。

レンズの高描写力を主かす、超精密機構

コンタックスＴのボディ機構には、ゾナーＴ*レンズの高描写力を最大限に発揮させるための、かずかずの精密機構を組み込みました。レンズ特性を生かすとともに、携帯持の持ちやすさを考慮した沈胴式レンズ機構、京セラが誇るエレクトロニクスの総合技術を駆使した絞り優先AE機構、高性能距離計連動式ファインダー、すべての市販フィルムが使えるISO25〜1000の感度調節、見やすい液晶式カウンター、軽快なフィルム巻き上げ、巻き戻し機構。いずれも映像を重視するコンタックスならではの機構で、映像派の期待に応えます。